カナダ1号 ビートル
ワーキングホリデー時代 


91年 カナダ横断の高速道路 CANADA1にて

この日は晴れていたが気温はマイナス、ヒーターは故障、ブレーキ液にもエアが入ってしまい効かない。

止めるときはシフトダウンしながら、最後は目標地点でサイドブレーキをキキッとかける。ガソリンスタンドの給油機や
モーテルの自分の部屋の前で止めるのにちょっとしたワザが必要。


運転には結構コツが必要な車。


90年 カナダ・ウィスラーのホテルで土産物屋の雇われマネージャーとして働いていた。店まで宿舎から山道(雪道)
を歩くと八甲田山状態で40分かかってしまう。どうにもつらくて車をかった。76年 最終型ビートル。10万円で買っ
て、動かすまでに修理代が13万円かかった。でもマフラーはまだ壊れていたので、ウィスラー山のスキーリゾートを爆
音響かせて走っていた。伊藤君に「浅澤さん、それ壊れてますよ。整備不良でつかまりますよ」と言われて、修理に
出した。また金がかかった。



窓をあけるハンドルが、寒さでポキっといってしまった。



ミラーが片方しかないのに、振動でグラグラ。走行中は下を向いてしまってぜんぜん写らない。



ブレーキ液に空気がまぎれているらしく、ブレーキが効かない。



ヒーターが壊れている。氷点下なのに室内も氷点下。



ワイパーがちゃちくて、ふき取るパワーが弱い。



ミッションのペダルがえらい重たい。上から押さえ込む感じ。



(バブルの時で)客が日本人しか来ず、英語の勉強にならないので、その仕事を辞めてバンクーバーから東へ向かっ
てカナダを横断する。



ヒーターとブレーキが故障していたが、この車で10日間走った。持っていた服を全部着込み、スキーウェアやグロー
ブも完全装備でないと寒くて運転できない。室内の気温がマイナスなので、座席に置いたリンゴも一日でシャーベット
になる。ガラスも霜がつくので、クレジットカードでこそぎ落としながら走る必要あり。

モントリオールの高速道路でパンク1回 親切な人が手伝ってくれた。毎日オイルを自分で給油して、朝から夕方ま
で走りっぱなし。夜はうっかり故障すると凍死しそうなので、危なくて走れない。



不思議なドイツ車。ドアやらミラーやらワイパーやら、いろいろ壊れまくったのに、エンジンだけは壊れない。馬力がな
い。全然スピードが出ない。でも60Km/hしか出していなくても、かなり飛ばしているような気になるのは、エンジン音
が後ろからドルドルドルドルヒュイーンと飛行機感覚で運転できるためらしい。なによりマニュアルミッション。いまどき
日本じゃ乗れません。売ってません。



最後にノヴァスコシア州で、道が山間の高速道路になり、それ以上は危険なのであきらめた。解体屋まで走って、そ
こで捨てた! 仕事が見つかり飛行機でバンクーバーへ戻った。



2003年 浅草で運転中に同型車を発見
そうだ、コレだった

おもわず嬉しくなり、車を止めて撮影させてもらった。
暑い東京でエアコンなしで、よっぽど好きでないと乗れない車のはず。
そうとうきれいに乗っていらっしゃる。




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日本でも発見!
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